PEACE BOAT ICAN

World Nuclear Survivors Forum 2021
世界核被害者フォーラム 2021
December 2 - 3, 2021

被害者に出会い、行動しよう

2021年12月2~3日、世界核被害者フォーラム2021は、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)の協力のもとピースボートの主催で開かれました。世界中の核の被害者や被害地域の人々がオンラインの形で出会い、それぞれの状況について学び合い、さまざまな取り組みや行動について共有しました。ここにあるのは、そのフォーラムの記録や、一人ひとりの証言そして関連資料の数々です。核被害者が受けてきた体験に耳を傾け、そこからの教訓を学び、さらに、核被害者の権利や尊厳のために、また核兵器のない世界を実現するために、行動をとっていきましょう。

背景:世界で最初の核実験は1945年7月に米国ニューメキシコ州で行われました。その数カ月前から、何も知らされていない風下の住民たちに放射性物質は運ばれ、さらにウラン採掘の影響も始まっていました。こうして核時代が始まりました。同年8月には広島と長崎に対して計2発の核兵器による攻撃が行われ、これは同年末までに20万人以上もの命を奪い、生き残った人々も想像を絶する恐怖と長期にわたる影響に苦しめられました。

その後の核軍拡競争のなか、世界中で計2,000回を超える核実験が――私たちの陸地、海、そして地下で――行われ、大量の放射性降下物をまき散らし、人々の健康を害し環境を汚染してきました。核兵器を開発、実験、生産する過程で、ウラン採掘をはじめさまざまな核関連の活動が行われ、それらの施設で働く人々やその周辺住民の健康や環境に悪影響を与え、その権利を脅かしてきました。

好機:核兵器の被害を受けながらそれを生き延びてきた人々は、核兵器の非人道性を世界に訴えてきました。それは、2017年7月に国連で核兵器禁止条約(TPNW)が122カ国の賛同を得て採択されるという形で結実しました。この条約は2021年1月に発効し、核兵器はついに、国際法の下で明確に違法化されました。この条約は、核兵器の被害者に対する援助と環境の回復について定めています。2022年半ばにオーストリアのウィーンで開かれる核兵器禁止条約の第1回締約国会議は、諸国政府が核被害者の抱えている問題について目を向けるための重要な機会となります。

フォーラム:2021年12月2~3日にICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)の協力のもとピースボートの主催で開かれたこのフォーラムでは、ウラン採掘、核兵器の製造、実験そして使用の被害者、またそうした被害者と共に活動してきた実践者らが5大陸から30名以上登壇し、当日に1200人以上が視聴しました。各地域における開催日時はこちらの通りです。

各地での実施時間
実施場所PART 1PART 2
UTC22:00(Thu) – 00:30(Fri)7:00(Fri) – 9:30(Fri)
ロンドン22:00(Thu) – 00:30(Fri)7:00(Fri) – 9:30(Fri)
ジュネーブ23:00(Thu) – 1:30(Fri)8:00(Fri) – 10:30(Fri)
ニューデリー3:30(Fri) – 6:00(Fri)12:30(Fri) – 15:00(Fri)
アルマトイ4:00(Fri) – 6:30(Fri)13:00(Fri) – 15:30(Fri)
東京7:00(Fri) – 9:30(Fri)16:00(Fri) – 18:30(Fri)
メルボルン9:00(Fri) – 11:30(Fri)18:00(Fri) – 20:30(Fri)
マジュロ/スバ10:00(Fri) – 12:30(Fri)19:00(Fri) – 21:30(Fri)
パペーテ12:00(Thu) – 14:30(Thu)21:00(Thu) – 23:30(Thu)
サンフランシスコ14:00(Thu) – 16:30(Thu)23:00(Thu) – 1:30(Fri)
ニューヨーク17:00(Thu) – 19:30(Thu)2:00(Fri) – 4:30(Fri)
PEACE BOAT ICAN

サマリー文書(英語)

ビデオアーカイブ

ハイライト

上のビデオはフォーラム本番の5分間のハイライト動画です。

証言一覧

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関連資料は、下記からご覧になれます。

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プログラム

内容詳細
PART 1(2.5時間)
オープニング
開会のメッセージ
第五福竜丸展示館より
司会:
渡辺里香
ピースボート
渡辺里香
ピースボート
2004年に「武力紛争予防のためのグローバル・パートナーシップ(GPPAC)」東北アジア地域プロセスの立ち上げ、2008年には「9条世界会議」の企画運営の中心を担ってきた。また、同年に始まった「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」(通称:おりづるプロジェクト)では、広島・長崎の被爆者の方々と共に証言会や政府高官との面会等をコーディネートし、通訳も担ってきた。 2019年からは、広島県とICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)共催の「核兵器と安全保障を学ぶ広島-ICANアカデミー」を、ICAN国際運営団体・ピースボートの中心スタッフとして運営している。
登壇プログラム : オープニング
(ピースボート)
アトミック・フォトグラファーズ・ギルド
アトミック・フォトグラファーズ・ギルド
核の時代のあらゆる側面を可視化することを目的とした国際的な写真家集団。ロバート・デル・トレディチ、キャロル・ギャラガー、ハリス・フォーゲルが1987年に設立。核兵器の製造、生産、実験、配備とそれに抗う市民の運動を中心に、核の時代の影響や現状を切り取る。その他にも原子力産業、原子炉事故、核のゴミ、放射能で汚染された地域と放射線の影響を受けた人々、電離放射線の曝露による健康被害なども記録している。
ホームページ:http://www.atomicphotographersguild.org/
登壇プログラム : オープニング

サーロー節子
被爆者・ICANキャンペーナー
サーロー節子
被爆者・ICANキャンペーナー
米国により広島に原子力爆弾が投下された当時、13歳の女学生だった。ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)の顔として活躍。力強いスピーチは、世界中の多くの人々が軍縮に向けたアクションを始めるきかっけとなっている。 2018年122か国が賛同した核兵器禁止条約の成立に大きく貢献した。数十年にわたり、行動しないことは選択肢とはならず、故郷広島と同じ苦しみを他の都市が経験しないようにするには核兵器は廃絶されるべきであると多くの政府に呼びかけてきた。 勇気ある呼びかけ・働きかけ、鋭い分析、強い決意で、究極の大量破壊兵器である核兵器を防衛上合法であるとする者たち・国々に反論している。核戦争の恐怖を経験した生き証人として、この10年のICANの功績に非常に大きく寄与している。
登壇プログラム : オープニング
(被爆者・ICANキャンペーナー)
ジル・カルポニエ
赤十字国際委員会
ジル・カルポニエ
赤十字国際委員会
2018年より赤十字国際委員会副総裁を務める。
ヌーシャテル大学で経済学の博士号を取得し、30年間に渡り開発経済学、人道支援活動、国際貿易の3つの分野で活躍。
2007年から国際・開発研究大学院の開発経済学の教授を務め、同大学のCenter for Education and Research in Humanitarian Action(人道支援活動の教育・研究センター)の研究ディレクター兼所長も務める。専門分野は、国際協力、武力紛争の経済動学、天然資源と開発の関連性など。赤十字国際委員会にて1989年から1991年はエチオピアとイラクの現地代表団の代表、スリランカとエルサルバドルでは代表、1999年から2006年にかけて本部で経済顧問を務めた。2007年から2012年まで国境なき医師団スイスの理事を務めた。1992年から1996年までは、スイスの経済省経済事務局の国際貿易交渉(GATT/WTO)と開発協力プログラムを担当。
登壇プログラム : オープニング
(赤十字国際委員会)
川崎哲
ピースボート・核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)
川崎哲
ピースボート・核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)
ピースボート共同代表。核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の国際運営委員および会長。ピースボートでは、地球大学プログラムや「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」をコーディネート。2009~2010年、日豪両政府主導の「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会(ICNND)」でNGOアドバイザーをつとめた。2012年「脱原発世界会議」の開催に中心的な役割を果たし、福島原発事故の影響を世界に発信。核兵器廃絶日本NGO連絡会の共同代表として、NGO間の連携と政府との対話促進に尽力してきた。恵泉女学園大学、立教大学などで非常勤講師。2021年、第33回谷本清平和賞受賞。著書多数、近著に『核兵器 禁止から廃絶へ』(岩波ブックレット、2021)。
登壇プログラム : オープニング
(ピースボート・ICAN)
証言 Ⅰ
核のさまざまな過程(ウラン採掘、生産、廃棄等)の被害者の証言(ビデオ)
司会:
ディミティ・ホーキンス
ICANオーストラリア
ディミティ・ホーキンス
ICANオーストラリア
オーストラリアの活動家、研究者であり、核兵器のない世界を提唱。30年以上にわたる研究と活動は、核実験の歴史、核の正義、核の連鎖問題、そして核兵器廃絶の必要性を中心としている。核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の共同創設者であり、現在はオーストラリアにあるスウィンバーン大学の博士課程に在籍中。「核不拡散・核軍縮の提唱者として国際社会に多大な貢献をした」として、2019年にオーストラリア勲章(AM)を授与。
登壇プログラム : 証言 Ⅰ, クロージング
(ICANオーストラリア)
スー・コールマン・ハセルダイン
オーストラリア非核連合
スー・コールマン・ハセルダイン
オーストラリア非核連合
核実験被害者、環境活動家
南オーストラリア西海岸の先住民コカタ族の女性。母親であり、祖母であり、曾祖母であり、姉であり、叔母であり、その全て。1950年代マラリンガで核実験が行われていた時代にこの土地に生まれ育ち、これまでずっと故郷の土地と人々のために献身してきた。収入を管理したり、グレートオーストラリア湾で石油やガスを採掘することで、核兵器や放射能廃棄物、民族の聖なる土地で有害鉱物を採掘することや人権が侵害されることに反対している。
登壇プログラム : 証言 Ⅰ
(オーストラリア非核連合)
ジョーン・モーニングスター
ミシサガ・ファースト・ネーション、カナダ
ジョーン・モーニングスター
ミシサガ・ファースト・ネーション、カナダ
カナダ・オンタリオ州のミシサガ・ファースト・ネーションの一員。薬物とアルコール乱用のカウンセラーを21年務め、その後ブラインド・リバーの高校でミシサガ・ファースト・ネーションのトラディショナル・スチューデント・メンターとして勤務。2018年2月にがんと診断され退職。歩行、発声、微細・総体的な運動能力を取り戻し、多くの趣味や野外活動を楽しみたいと考えている。理学療法士と共にリハビリを行い、専門家が見守るなか、トレーニングを毎日行なっている。ブラインドリバーのウラン精製所・焼却炉の運転停止を求めるキャンペーンも行っている。
登壇プログラム : 証言 Ⅰ
(ミシサガ・ファースト・ネーション、カナダ)
アルモスタファ・アルハセン
Aghirin'man(魂の保護)、ニジェール
アルモスタファ・アルハセン
Aghirin'man(魂の保護)、ニジェール
1978年にフランス総合原子力企業アレバに採用され、アーリット近郊にあるウラン工場で勤務を始める。その後従業員や妻の間で謎の病や若い人の不審死が続いたことを疑問に思い、地元でAghirin'manというNGOを設立する。団体名はトゥアレグ語で「魂の保護」という意味を持ち、ウランの危険性について調査することを目的としている。
登壇プログラム : 証言 Ⅰ
(Aghirin’man、ニジェール)
ジャールカンド反放射能同盟
インド
1.2.
ジャールカンド反放射能同盟
インド
パート1 パート2
インドのジャールカンド州ジャドゥゴダを拠点に活動する団体。何十年にもわたってウラン採掘に反対し、ウラン採掘がもたらす健康や環境への影響への理解を高め、放射線被害を受けた方のために正義を求めてきた。2005年に「核のない未来賞」を受賞。
登壇プログラム : 証言 Ⅰ
(インド)
メアリー・ディクソン
劇作家、風下住民
メアリー・ディクソン
劇作家、風下住民
賞受賞歴のある作家・劇作家。甲状腺がんを克服した米国ユタ州ソルトレイクシティ出身の風下住民。核実験被害者の擁護活動家として国際的に知られている。米国や日本の会議、シンポジウム、フォーラムなどで、核兵器の人的被害について広く執筆、講演を行っている。自身の体験や歴史的記録を融合した演劇「Exposed(暴露)」は米国全土の大学や会場で上演され、高い評価を受けた。生涯にわたる核実験被害者の擁護活動が評価され、Alliance for Nuclear Accountabilityから表彰を受賞。
登壇プログラム : 証言 Ⅰ
(劇作家、風下住民)
イ・ギュヨル
韓国人原爆被害者協会
イ・ギュヨル
韓国人原爆被害者協会
広島原爆事件当時、母親のお腹の中で原爆被害を受けた被害者であり、生存者。2018年から韓国原爆被害者協会の会長を務める。この協会は1967年に設立され、日本の広島(1945.8.6)と長崎(1945.8.9)に投下された原爆爆撃により被害を受けた韓国人原爆被害者及びその子孫の健康管理、福祉向上と保護に努める。
登壇プログラム : 証言 Ⅰ
(韓国人原爆被害者協会)
湯浅正恵
広島市立大学
湯浅正恵
広島市立大学
広島生まれ、広島育ちの社会学者。イギリスシェフィールド大学にて博士号を取得。現在、広島市立大学国際学部で教鞭を執る。広島の「黒い雨」訴訟では、支援メンバーとして取り組み、法廷への意見書も作成した。
登壇プログラム : 証言 Ⅰ
(広島市立大学)
パネル討論 Ⅰ
核被害者の権利と尊厳のために ― 共通の課題を探る(ライブ)
司会:
パム・キングフィッシャー
核の真実プロジェクト
パム・キングフィッシャー
核の真実プロジェクト
米国ネイティブアメリカン、チェロキー出身の女性でバード氏族として生まれる。現在は米国オクラホマ州の北東にある祖母が所有していた土地で、有機栽培と養蜂、NGOとのコンサルテーションを行いながら暮らす。彼女の父親は、原子爆弾のビルが存在する地域で生まれ育ち、1943年にハンフォード(ワシントン州にあるマンハッタンプルトニウム製造施設)で仕事を始める。彼女の兄弟は30年に渡りハンフォードで原子炉の管理を行っていた。
その後彼女が広げたコミュニティが、汚染を撒き散らし、世界の23%のウラン燃料を供給していたオクラホマ州ゴアにあるカーマギー社のウラン燃料加工工場「セコーヤ燃料工場」の稼働停止の一助となった。
登壇プログラム : パネル討論 Ⅰ
(核の真実プロジェクト)
パネリスト:
ロレイン・レクマンス
サーペント・リバー・ファースト・ネーション、カナダ
ロレイン・レクマンス
サーペント・リバー・ファースト・ネーション、カナダ
アニシナアベ族とフランス人のルーツを持つサーペント・リバー・ファースト・ネーションの一員。
2008年から12年間、カナダ緑の党のIndigenous Affairs Critic (先住民族関係担当委員)を務め、現在は同党のFederal Council-President (連邦評議会議長)を務めている。メディアや非政府組織での活動を通じて、環境問題や社会正義に取り組んでいる。ジャーナリズム経験と数十年にわたる非営利分野での活動による政策立案、政府、産業、広報、先住民族コミュニティなど幅広い経験を持つ。National Aboriginal Forestry Association(国立先住民族森林管理協会)の元エグゼクティブ・ディレクター。カナダ森林管理協議会の理事を務め、International Institute of Concern for Public Health(国際公衆衛生研究所)から環境衛生分野における優れた活動に対してロザリー・バーテル賞を受賞。
登壇プログラム : パネル討論 Ⅰ
(サーペント・リバー・ファースト・ネーション、カナダ)
カーステン・ブレア
グンジェイミ先住民族法人、オーストラリア
カーステン・ブレア
グンジェイミ先住民族法人、オーストラリア
グンジェイミ先住民族法人(GAC)のコミュニティ・国際渉外担当。ミラー地方のジャビルカウラン鉱山を阻止するために声をあげたものも含め、ミラー族とは20年以上の付き合いがある。
GACは北オーストラリアの土地に住んでいた先住民のミラーの人々によって1995年に設立された団体。彼らの持続可能な生活と、伝統的な暮らしや文化を調和するための役割を持つ。ミラーの人々の権利と関心を代表するだけでなく、1978年にミラーの土地に強制的に作られたレンジャーウラン鉱山から得られる鉱山使用料の受け取り、配分と投資を担っている。ミラー役員会によって運営され、ミラーの人々へのサービスの提供だけでなく、同じくレンジャー鉱山によって文化的に影響を受けたビニンジといったその他の先住民のサポートも行っている。
登壇プログラム : パネル討論 Ⅰ
(グンジェイミ先住民族法人、オーストラリア)
ジョーイ・タウ(
ヤングソルワラ太平洋
ヤングソルワラ太平洋
ヤングソルワラとは、太平洋地域の活動家で構成されている地域運動。太平洋の島々やそこに暮らす人々が直面する問題について、共に取り組んでいる。Youngsolwaraの活動は、2014年に開催された地域集会「Wansolwara Madang Dance」から誕生。Madang Danceとは、医師、学者、ミュージシャン、ブロガー、アーティスト、大学生、コミュニティ・ワーカー、ソーシャル・ワーカー、アクティビスト、若者、教会の思想家などが参加した集会。
登壇プログラム : パネル討論 Ⅰ, クロージング

ナタリア・ミロノワ
チェリャビンスク核安全運動
ナタリア・ミロノワ
チェリャビンスク核安全運動
ロシアの反核活動家、政治家、科学者でありチェリャビンスク核安全運動の創設者。5年間のロシア政府との交渉を描いた「Dialogues on Nuclear Policy(核政策に関する対話)」の監督及び脚本家。核軍需施設の影に隠されている被曝者の社会的保護のために民意から圧力をかけていくよう尽力した。
登壇プログラム : パネル討論 Ⅰ
(チェリャビンスク核安全運動)
レナ・ノーマン
アソシエーション193、マオヒヌイ
レナ・ノーマン
アソシエーション193、マオヒヌイ
ポリネシア、ブルターニュ、日本のルーツを持つフランス領ポリネシアのパペーテ生まれ。公法学の修士号を持つ。フランス領ポリネシアの上級公務員として、女性の条件や家族のための任務などを11年間(2007年から2018年)政府メンバーの協力者として務めた。2014年のアソシエーション193の設立時から、初代副会長として、また2018年に創設されたアソシエーション193の女性委員会の会長として活動している。
登壇プログラム : パネル討論 Ⅰ
(アソシエーション193、マオヒヌイ)
ティルマン・ラフ
核戦争防止国際医師会議(IPPNW)・ICANオーストラリア
ティルマン・ラフ
核戦争防止国際医師会議(IPPNW)・ICANオーストラリア
核戦争防止国際医師会議(IPPNW)の共同会長。国際及びオーストラリア核兵器国際キャンペーン(ICAN)の設立議長を務める。両団体ともノーベル平和賞を受賞。感染症と公衆衛生の専門家であるラフ医師は、メルボルン大学人口・グローバルヘルス学部の名誉主席研究員。IPPNWのオーストラリア支部であるオーストラリア核戦争防止医師協会で1982年より活動しており、過去には会長も務めた。2012年オーストラリア勲章。
登壇プログラム : パネル討論 Ⅰ
(核戦争防止国際医師会議・ICANオーストラリア)
PART 2(2.5時間)
証言 Ⅱ
核兵器の実験と使用の被害に関する証言(ビデオ)
司会:
カレン・ハロウズ
ピースボート
カレン・ハロウズ
ピースボート
ピースボートのインターナショナル・コーディネーター。船上や寄港地でのアドボカシー活動や教育を通じて、平和、人権、環境への配慮を推進するピースボートの活動に15年以上携わってきた。ピースボートの「おりづるプロジェクト:ヒバクシャ地球一周証言の航海」に関連する教育プログラムや証言会を企画・ファシリテートし、ヒバクシャの証言を広め、核兵器廃絶を訴える。
登壇プログラム : 証言 Ⅱ, パネル討論 Ⅱ, クロージング
(ピースボート)
カリプベク・クユコフ
ATOMプロジェクト、カザフスタン
1.2.
カリプベク・クユコフ
ATOMプロジェクト、カザフスタン
パート1 パート2
アーティスト、ATOMプロジェクト名誉大使
7月18日1968年にセミパラチンスク核実験場から100km離れた場所にあるイェギンディブラック村に生まれる。
ご両親は核実験の生存者。父は運転手として、何回も核実験が行われた地区を通い、母は大きな光の後、夜のように暗くなった場面を目撃。
クユコフ氏が生まれる前に両親は2人の子どもを授かったが、2人とも1歳まで生きることはなかった。クユコフ氏が生まれた際、母親は生まれてきたクユコフ氏に3日間近づくことができないほどの大きなショックを受ける。 医者は注射を父に薦めたが、父親はそれを拒絶した。
1989年にセミパラチンスクで反核運動を開始。クユコフ氏の絵画は日本、米国、ドイツ、トルコで展示される。2013年よりATOMプロジェクトの名誉大使。
登壇プログラム : 証言 Ⅱ, パネル討論 Ⅱ
(ATOMプロジェクト、カザフスタン)
MISA4thePacific
マーシャル諸島共和国
MISA4thePacific
マーシャル諸島共和国
マーシャル諸島共和国(RMI)の学生たちが主導となりスバで活動している団体。地域の若者や学生のエンパワメントをサポートし、太平洋地域での植民地化による不平等の是正を訴えている。核の不平等にも活発に取り組むほか、気候変動などのテーマでも活動している。
登壇プログラム : 証言 Ⅱ
(マーシャル諸島共和国)
太平洋核被災支援センター
日本・高知県
太平洋核被災支援センター
日本・高知県
太平洋核被災支援センターは、1985年に結成された高知県ビキニ水爆実験被災調査団から発展し、2012年にビキニ核実験被災船員の健康状態追跡調査と救済を求めて結成されました。2014年に国の公文書を開示させ「ビキニ事件はまだ終わっていない」ことを告発し、被災証言の記録に取り組んでいます。
登壇プログラム : 証言 Ⅱ
(日本・高知県)
アソシエーション193
マオヒヌイ
アソシエーション193
マオヒヌイ
Association 193は2014年に設立され、キリスト教の価値観を持つ非政治的組織であり、核問題とその影響への認知度を上げるためのキャンペーンを行うことを目的とする。フランスの核実験の記憶が消えないためのキャンペーンや教育、「人類に対する罪」への非難、フランスが公式謝罪をするよう要求、賠償を規定する法律である「ロワ・モラン」を修正し正当な賠償を支払うよう要求、地元での住民投票や世代を超えた核関連の疾病についての研究を求めるなど活動は多岐に渡る。5つの諸島のニーズに応えるためにAssociation193は核実験被害者の賠償申請を支援する小委員会や女性のための委員会を設けている。
登壇プログラム : 証言 Ⅱ
(マオヒヌイ)
アニワル・トフティ
ロプノール・プロジェクト
アニワル・トフティ
ロプノール・プロジェクト
外科医として活躍すると同時にウイグル人の権利擁護活動に熱心に取り組んでいる。中国・新疆ウイグル自治区のハミ(クムル)市生まれ。ウイグル自治区の州都であるウルムチ市で育ち、初等・中等教育を受けた。石河子医科大学を卒業後、鉄道中央病院に腫瘍外科医として13年以上勤務。新疆ウイグル自治区のタリム盆地にあるルプノール地区で行われた核実験と悪性腫瘍との関連性を発見。イギリスの撮影チームの協力を得て、核実験が地元の人々に与えた壊滅的な影響を暴露し、中華人民共和国からイギリスへと亡命を余儀なくされた。現在はロンドンを拠点に、ルプノール(ルオボプ)地区での核実験の影響を発信する活動を続け、実験被害者の権利擁護活動も行なっている。また、死刑囚からの臓器摘出を命じられた経験から、強制的な臓器摘出に反対するキャンペーンでも大きな役割を果たし、中国の闇を暴露することを決意。
登壇プログラム : 証言 Ⅱ
(ロプノール・プロジェクト)
ゴードン・コゴン
LABRATSインターナショナル、イギリス
ゴードン・コゴン
LABRATSインターナショナル、イギリス
ゴードン・フレデリック・コゴン - イギリスの核実験の経験を持つ退役軍人。クリスマス島 1957-1958
現在83歳。1938年にドンカスターの近くで生まれ、イギリス唯一の真の水爆を目撃。退役後はバスや大型車の運転手としての長年勤め、がんや糖尿病との闘病生活を経て71歳で引退。2020年に82歳になったゴードンは、コロナ禍で「The Life of a Yorkshire Lad」という本を執筆(https://smile.amazon.co.uk/Life-Yorkshire-Lad-Born-Doncaster/dp/B08P6G6GDX)。
現在はLABRATSインターナショナルのキャンペーナーとして、イギリス核実験退役軍人を啓発するために活動。
ビデオ撮影:エリック・バートン 編集:ブライアン・カウデン
登壇プログラム : 証言 Ⅱ
(LABRATSインターナショナル、イギリス)
パネル討論 Ⅱ
核兵器禁止条約第1回締約国会議に向けて(ライブ)
司会:
カレン・ハロウズ
ピースボート
カレン・ハロウズ
ピースボート
ピースボートのインターナショナル・コーディネーター。船上や寄港地でのアドボカシー活動や教育を通じて、平和、人権、環境への配慮を推進するピースボートの活動に15年以上携わってきた。ピースボートの「おりづるプロジェクト:ヒバクシャ地球一周証言の航海」に関連する教育プログラムや証言会を企画・ファシリテートし、ヒバクシャの証言を広め、核兵器廃絶を訴える。
登壇プログラム : 証言 Ⅱ, パネル討論 Ⅱ, クロージング
(ピースボート)
パネリスト:
アリシア・サンダース=ザクレ
核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)
アリシア・サンダース=ザクレ
核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)
核兵器廃絶国際キャンペーンの政策・研究コーディネーター。核兵器禁止条約、核兵器の人道的影響、核兵器政策全般に関する調査の指揮・コーディネートを担当。それ以前は、軍備管理協会とブルッキングス研究所で研究員を務める。ガーディアン紙、ボルチモア・サン紙、アームズ・コントロール・トゥデイ誌、原子力科学者会報、ナショナル・インタレスト誌など、核兵器に関するニュース記事や論説、論文を100本以上発表している。また、コリアタイムス紙やドイチェ・ヴェレ・ラジオなど、複数の新聞やラジオ番組において専門家としての分析を提供している。タフツ大学で国際安全保障の学士号を取得し、ミドルベリー国際研究所で国際核保障政策の修了証書を取得。
登壇プログラム : パネル討論 Ⅱ, クロージング
(ICAN)
カリプベク・クユコフ
ATOMプロジェクト、カザフスタン
1.2.
カリプベク・クユコフ
ATOMプロジェクト、カザフスタン
パート1 パート2
アーティスト、ATOMプロジェクト名誉大使
7月18日1968年にセミパラチンスク核実験場から100km離れた場所にあるイェギンディブラック村に生まれる。
ご両親は核実験の生存者。父は運転手として、何回も核実験が行われた地区を通い、母は大きな光の後、夜のように暗くなった場面を目撃。
クユコフ氏が生まれる前に両親は2人の子どもを授かったが、2人とも1歳まで生きることはなかった。クユコフ氏が生まれた際、母親は生まれてきたクユコフ氏に3日間近づくことができないほどの大きなショックを受ける。 医者は注射を父に薦めたが、父親はそれを拒絶した。
1989年にセミパラチンスクで反核運動を開始。クユコフ氏の絵画は日本、米国、ドイツ、トルコで展示される。2013年よりATOMプロジェクトの名誉大使。
登壇プログラム : 証言 Ⅱ, パネル討論 Ⅱ
(ATOMプロジェクト、カザフスタン)
アラン・オーウェン
LABRATSインターナショナル、イギリス
アラン・オーウェン
LABRATSインターナショナル、イギリス
LABRATSインターナショナル共同設立者、原爆退役軍人、活動家
イギリスコンピュータ協会のフェロー、公認IT専門家。Icaris(ソフトウェア開発)とIcaris Sentinel(データ保護サービス)の2つのビジネスを持つ。Learning and Performance Instituteのフェロー。現在ウェールズ大学トリニティ・セント・デイビッド校でMBAを取得中。結婚し、一人息子ジョセフ(14歳)の父である。
1962年にクリスマス島で行われたドミニク作戦に参加した退役軍人の息子。アラン氏の父親は1994年に逝去、兄は1996年に逝去。その他に女兄弟が1人いる。
登壇プログラム : パネル討論 Ⅱ
(LABRATSインターナショナル、イギリス)
木戸季市
日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)
木戸季市
日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)
1940年長崎市生まれ。5歳の時長崎原爆により被爆。1969年~2003年岐阜聖徳学園大学・短期大学に在職、現名誉教授。1991年岐阜県原爆被爆者の会結成・事務局長。2008年日本被団協事務局次長、2017年事務局長。
登壇プログラム : パネル討論 Ⅱ
(日本被団協)
カリーナ・レスター
ICANアンバサダー
カリーナ・レスター
ICANアンバサダー
オーストラリア先住民ヤンクンチャジャラの女性、南オーストラリア州北西部の内陸奥地の先住民ピチャンチャジャラ、ヤンクンチャジャラの人々の地出身。ICANアンバサダーであり、熱心な反核活動家として、核実験被害者であった父、ヤミ・レスターの体験談や祖母の1950-60年代にイギリスが行った核実験の話を伝えている。2017年の核兵器禁止条約の交渉会議にも参加し、先住民族のグループ35団体を代表して、声明文を手渡しした。
登壇プログラム : パネル討論 Ⅱ
(ICANアンバサダー)
デズモンド・ドゥラトラム
REACH-MI / マーシャル諸島短期大学
デズモンド・ドゥラトラム
REACH-MI / マーシャル諸島短期大学
サウスウェスタン・アドベンティスト大学(SWAU)で法科大学院進学対策を中心とした社会科学の学士号を取得。卒業後は、大統領府のOffice of Environmental Planning & Policy Coordination(環境計画・政策調整局)(現在のRMI気候変動局)に勤務。その後、マーシャル諸島高校で勤務し、さらにサンフランシスコ大学でアジア太平洋研究の修士号を取得。現在、南太平洋大学で太平洋研究の博士号を取得中。ウィスコンシン大学マディソン校でオンライン教育のプロ認証を取得。現在は、マーシャル諸島大学教養学部の社会科学講師として、「ミクロネシアの現代社会問題」、「太平洋研究の課題」、「社会学」を教えている。
マーシャル諸島(RMI)の公立学校の全国理事も務める。また、環境問題を扱うJo-JiKuM(Jodrikdrik in Jipan ene eo Ekutok Maroro)(よりグリーンなRMIのためのユース)と、核問題を扱うREACH-MI(Radiation Exposure Awareness Crusaders for Humanity-Marshall Islands(人類・マーシャル諸島のための放射線被害の認知度を高める隊員団))という2つの非政府組織を共同設立。
登壇プログラム : パネル討論 Ⅱ
(REACH-MI / マーシャル諸島短期大学)
クロージング
サマリー(まとめ)とフォローアップ
司会:
アリシア・サンダース=ザクレ
核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)
アリシア・サンダース=ザクレ
核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)
核兵器廃絶国際キャンペーンの政策・研究コーディネーター。核兵器禁止条約、核兵器の人道的影響、核兵器政策全般に関する調査の指揮・コーディネートを担当。それ以前は、軍備管理協会とブルッキングス研究所で研究員を務める。ガーディアン紙、ボルチモア・サン紙、アームズ・コントロール・トゥデイ誌、原子力科学者会報、ナショナル・インタレスト誌など、核兵器に関するニュース記事や論説、論文を100本以上発表している。また、コリアタイムス紙やドイチェ・ヴェレ・ラジオなど、複数の新聞やラジオ番組において専門家としての分析を提供している。タフツ大学で国際安全保障の学士号を取得し、ミドルベリー国際研究所で国際核保障政策の修了証書を取得。
登壇プログラム : パネル討論 Ⅱ, クロージング
(ICAN)
ディミティ・ホーキンス
ICANオーストラリア
ディミティ・ホーキンス
ICANオーストラリア
オーストラリアの活動家、研究者であり、核兵器のない世界を提唱。30年以上にわたる研究と活動は、核実験の歴史、核の正義、核の連鎖問題、そして核兵器廃絶の必要性を中心としている。核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の共同創設者であり、現在はオーストラリアにあるスウィンバーン大学の博士課程に在籍中。「核不拡散・核軍縮の提唱者として国際社会に多大な貢献をした」として、2019年にオーストラリア勲章(AM)を授与。
登壇プログラム : 証言 Ⅰ, クロージング
(ICANオーストラリア)
カレン・ハロウズ
ピースボート
カレン・ハロウズ
ピースボート
ピースボートのインターナショナル・コーディネーター。船上や寄港地でのアドボカシー活動や教育を通じて、平和、人権、環境への配慮を推進するピースボートの活動に15年以上携わってきた。ピースボートの「おりづるプロジェクト:ヒバクシャ地球一周証言の航海」に関連する教育プログラムや証言会を企画・ファシリテートし、ヒバクシャの証言を広め、核兵器廃絶を訴える。
登壇プログラム : 証言 Ⅱ, パネル討論 Ⅱ, クロージング
(ピースボート)
ベアトリス・フィン
核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)
ベアトリス・フィン
核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)
2017年にノーベル平和賞を受賞し、核兵器の禁止と廃絶を目指すキャンペーン連合「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」の事務局長。オスロにてICANの代表としてノーベル平和賞を受け取り、受賞式典でICANを代表してスピーチを行なった。 2013年からキャンペーンをリードし、核兵器禁止条約の交渉期間中、市民社会への働きかけに努めてきた。ICANの政治的戦略や資金調達(ファンドレイジング)活動を企画・実行。メディアや政府、国連、国際機関などの主要ステークホルダーに対してICANを代表して発言している。ICAN、女性国際平和自由連盟(WILPF)、ジュネーブ安全保障政策研究所(GCSP)での活動を通じて、軍縮外交と市民社会への働きかけ分野で10年以上の経験を持つ。兵器法、人道法、外交や多国間機関への市民社会の関与、軍縮活動におけるジェンダーの視点などについて幅広く執筆。スウェーデン生まれ。ストックホルム大学で国際関係学の学士号、ロンドン大学で国際法の修士号を取得。
登壇プログラム : クロージング
(ICAN)
クロージングアクト:ルイサ・トゥイラウ(
ヤングソルワラ太平洋
ヤングソルワラ太平洋
ヤングソルワラとは、太平洋地域の活動家で構成されている地域運動。太平洋の島々やそこに暮らす人々が直面する問題について、共に取り組んでいる。Youngsolwaraの活動は、2014年に開催された地域集会「Wansolwara Madang Dance」から誕生。Madang Danceとは、医師、学者、ミュージシャン、ブロガー、アーティスト、大学生、コミュニティ・ワーカー、ソーシャル・ワーカー、アクティビスト、若者、教会の思想家などが参加した集会。
登壇プログラム : パネル討論 Ⅰ, クロージング

登壇者

アソシエーション193
マオヒヌイ
アソシエーション193
マオヒヌイ
Association 193は2014年に設立され、キリスト教の価値観を持つ非政治的組織であり、核問題とその影響への認知度を上げるためのキャンペーンを行うことを目的とする。フランスの核実験の記憶が消えないためのキャンペーンや教育、「人類に対する罪」への非難、フランスが公式謝罪をするよう要求、賠償を規定する法律である「ロワ・モラン」を修正し正当な賠償を支払うよう要求、地元での住民投票や世代を超えた核関連の疾病についての研究を求めるなど活動は多岐に渡る。5つの諸島のニーズに応えるためにAssociation193は核実験被害者の賠償申請を支援する小委員会や女性のための委員会を設けている。
登壇プログラム : 証言 Ⅱ
アトミック・フォトグラファーズ・ギルド
アトミック・フォトグラファーズ・ギルド
核の時代のあらゆる側面を可視化することを目的とした国際的な写真家集団。ロバート・デル・トレディチ、キャロル・ギャラガー、ハリス・フォーゲルが1987年に設立。核兵器の製造、生産、実験、配備とそれに抗う市民の運動を中心に、核の時代の影響や現状を切り取る。その他にも原子力産業、原子炉事故、核のゴミ、放射能で汚染された地域と放射線の影響を受けた人々、電離放射線の曝露による健康被害なども記録している。
ホームページ:http://www.atomicphotographersguild.org/
登壇プログラム : オープニング
アニワル・トフティ
ロプノール・プロジェクト
アニワル・トフティ
ロプノール・プロジェクト
外科医として活躍すると同時にウイグル人の権利擁護活動に熱心に取り組んでいる。中国・新疆ウイグル自治区のハミ(クムル)市生まれ。ウイグル自治区の州都であるウルムチ市で育ち、初等・中等教育を受けた。石河子医科大学を卒業後、鉄道中央病院に腫瘍外科医として13年以上勤務。新疆ウイグル自治区のタリム盆地にあるルプノール地区で行われた核実験と悪性腫瘍との関連性を発見。イギリスの撮影チームの協力を得て、核実験が地元の人々に与えた壊滅的な影響を暴露し、中華人民共和国からイギリスへと亡命を余儀なくされた。現在はロンドンを拠点に、ルプノール(ルオボプ)地区での核実験の影響を発信する活動を続け、実験被害者の権利擁護活動も行なっている。また、死刑囚からの臓器摘出を命じられた経験から、強制的な臓器摘出に反対するキャンペーンでも大きな役割を果たし、中国の闇を暴露することを決意。
登壇プログラム : 証言 Ⅱ
アラン・オーウェン
LABRATSインターナショナル、イギリス
アラン・オーウェン
LABRATSインターナショナル、イギリス
LABRATSインターナショナル共同設立者、原爆退役軍人、活動家
イギリスコンピュータ協会のフェロー、公認IT専門家。Icaris(ソフトウェア開発)とIcaris Sentinel(データ保護サービス)の2つのビジネスを持つ。Learning and Performance Instituteのフェロー。現在ウェールズ大学トリニティ・セント・デイビッド校でMBAを取得中。結婚し、一人息子ジョセフ(14歳)の父である。
1962年にクリスマス島で行われたドミニク作戦に参加した退役軍人の息子。アラン氏の父親は1994年に逝去、兄は1996年に逝去。その他に女兄弟が1人いる。
登壇プログラム : パネル討論 Ⅱ
アリシア・サンダース=ザクレ
核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)
アリシア・サンダース=ザクレ
核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)
核兵器廃絶国際キャンペーンの政策・研究コーディネーター。核兵器禁止条約、核兵器の人道的影響、核兵器政策全般に関する調査の指揮・コーディネートを担当。それ以前は、軍備管理協会とブルッキングス研究所で研究員を務める。ガーディアン紙、ボルチモア・サン紙、アームズ・コントロール・トゥデイ誌、原子力科学者会報、ナショナル・インタレスト誌など、核兵器に関するニュース記事や論説、論文を100本以上発表している。また、コリアタイムス紙やドイチェ・ヴェレ・ラジオなど、複数の新聞やラジオ番組において専門家としての分析を提供している。タフツ大学で国際安全保障の学士号を取得し、ミドルベリー国際研究所で国際核保障政策の修了証書を取得。
登壇プログラム : パネル討論 Ⅱ, クロージング
アルモスタファ・アルハセン
Aghirin'man(魂の保護)、ニジェール
アルモスタファ・アルハセン
Aghirin'man(魂の保護)、ニジェール
1978年にフランス総合原子力企業アレバに採用され、アーリット近郊にあるウラン工場で勤務を始める。その後従業員や妻の間で謎の病や若い人の不審死が続いたことを疑問に思い、地元でAghirin'manというNGOを設立する。団体名はトゥアレグ語で「魂の保護」という意味を持ち、ウランの危険性について調査することを目的としている。
登壇プログラム : 証言 Ⅰ
イ・ギュヨル
韓国人原爆被害者協会
イ・ギュヨル
韓国人原爆被害者協会
広島原爆事件当時、母親のお腹の中で原爆被害を受けた被害者であり、生存者。2018年から韓国原爆被害者協会の会長を務める。この協会は1967年に設立され、日本の広島(1945.8.6)と長崎(1945.8.9)に投下された原爆爆撃により被害を受けた韓国人原爆被害者及びその子孫の健康管理、福祉向上と保護に努める。
登壇プログラム : 証言 Ⅰ
カーステン・ブレア
グンジェイミ先住民族法人、オーストラリア
カーステン・ブレア
グンジェイミ先住民族法人、オーストラリア
グンジェイミ先住民族法人(GAC)のコミュニティ・国際渉外担当。ミラー地方のジャビルカウラン鉱山を阻止するために声をあげたものも含め、ミラー族とは20年以上の付き合いがある。
GACは北オーストラリアの土地に住んでいた先住民のミラーの人々によって1995年に設立された団体。彼らの持続可能な生活と、伝統的な暮らしや文化を調和するための役割を持つ。ミラーの人々の権利と関心を代表するだけでなく、1978年にミラーの土地に強制的に作られたレンジャーウラン鉱山から得られる鉱山使用料の受け取り、配分と投資を担っている。ミラー役員会によって運営され、ミラーの人々へのサービスの提供だけでなく、同じくレンジャー鉱山によって文化的に影響を受けたビニンジといったその他の先住民のサポートも行っている。
登壇プログラム : パネル討論 Ⅰ
カリーナ・レスター
ICANアンバサダー
カリーナ・レスター
ICANアンバサダー
オーストラリア先住民ヤンクンチャジャラの女性、南オーストラリア州北西部の内陸奥地の先住民ピチャンチャジャラ、ヤンクンチャジャラの人々の地出身。ICANアンバサダーであり、熱心な反核活動家として、核実験被害者であった父、ヤミ・レスターの体験談や祖母の1950-60年代にイギリスが行った核実験の話を伝えている。2017年の核兵器禁止条約の交渉会議にも参加し、先住民族のグループ35団体を代表して、声明文を手渡しした。
登壇プログラム : パネル討論 Ⅱ
カリプベク・クユコフ
ATOMプロジェクト、カザフスタン
1.2.
カリプベク・クユコフ
ATOMプロジェクト、カザフスタン
パート1 パート2
アーティスト、ATOMプロジェクト名誉大使
7月18日1968年にセミパラチンスク核実験場から100km離れた場所にあるイェギンディブラック村に生まれる。
ご両親は核実験の生存者。父は運転手として、何回も核実験が行われた地区を通い、母は大きな光の後、夜のように暗くなった場面を目撃。
クユコフ氏が生まれる前に両親は2人の子どもを授かったが、2人とも1歳まで生きることはなかった。クユコフ氏が生まれた際、母親は生まれてきたクユコフ氏に3日間近づくことができないほどの大きなショックを受ける。 医者は注射を父に薦めたが、父親はそれを拒絶した。
1989年にセミパラチンスクで反核運動を開始。クユコフ氏の絵画は日本、米国、ドイツ、トルコで展示される。2013年よりATOMプロジェクトの名誉大使。
登壇プログラム : 証言 Ⅱ, パネル討論 Ⅱ
カレン・ハロウズ
ピースボート
カレン・ハロウズ
ピースボート
ピースボートのインターナショナル・コーディネーター。船上や寄港地でのアドボカシー活動や教育を通じて、平和、人権、環境への配慮を推進するピースボートの活動に15年以上携わってきた。ピースボートの「おりづるプロジェクト:ヒバクシャ地球一周証言の航海」に関連する教育プログラムや証言会を企画・ファシリテートし、ヒバクシャの証言を広め、核兵器廃絶を訴える。
登壇プログラム : 証言 Ⅱ, パネル討論 Ⅱ, クロージング
川崎哲
ピースボート・核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)
川崎哲
ピースボート・核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)
ピースボート共同代表。核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の国際運営委員および会長。ピースボートでは、地球大学プログラムや「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」をコーディネート。2009~2010年、日豪両政府主導の「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会(ICNND)」でNGOアドバイザーをつとめた。2012年「脱原発世界会議」の開催に中心的な役割を果たし、福島原発事故の影響を世界に発信。核兵器廃絶日本NGO連絡会の共同代表として、NGO間の連携と政府との対話促進に尽力してきた。恵泉女学園大学、立教大学などで非常勤講師。2021年、第33回谷本清平和賞受賞。著書多数、近著に『核兵器 禁止から廃絶へ』(岩波ブックレット、2021)。
登壇プログラム : オープニング
木戸季市
日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)
木戸季市
日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)
1940年長崎市生まれ。5歳の時長崎原爆により被爆。1969年~2003年岐阜聖徳学園大学・短期大学に在職、現名誉教授。1991年岐阜県原爆被爆者の会結成・事務局長。2008年日本被団協事務局次長、2017年事務局長。
登壇プログラム : パネル討論 Ⅱ
ゴードン・コゴン
LABRATSインターナショナル、イギリス
ゴードン・コゴン
LABRATSインターナショナル、イギリス
ゴードン・フレデリック・コゴン - イギリスの核実験の経験を持つ退役軍人。クリスマス島 1957-1958
現在83歳。1938年にドンカスターの近くで生まれ、イギリス唯一の真の水爆を目撃。退役後はバスや大型車の運転手としての長年勤め、がんや糖尿病との闘病生活を経て71歳で引退。2020年に82歳になったゴードンは、コロナ禍で「The Life of a Yorkshire Lad」という本を執筆(https://smile.amazon.co.uk/Life-Yorkshire-Lad-Born-Doncaster/dp/B08P6G6GDX)。
現在はLABRATSインターナショナルのキャンペーナーとして、イギリス核実験退役軍人を啓発するために活動。
ビデオ撮影:エリック・バートン 編集:ブライアン・カウデン
登壇プログラム : 証言 Ⅱ
サーロー節子
被爆者・ICANキャンペーナー
サーロー節子
被爆者・ICANキャンペーナー
米国により広島に原子力爆弾が投下された当時、13歳の女学生だった。ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)の顔として活躍。力強いスピーチは、世界中の多くの人々が軍縮に向けたアクションを始めるきかっけとなっている。 2018年122か国が賛同した核兵器禁止条約の成立に大きく貢献した。数十年にわたり、行動しないことは選択肢とはならず、故郷広島と同じ苦しみを他の都市が経験しないようにするには核兵器は廃絶されるべきであると多くの政府に呼びかけてきた。 勇気ある呼びかけ・働きかけ、鋭い分析、強い決意で、究極の大量破壊兵器である核兵器を防衛上合法であるとする者たち・国々に反論している。核戦争の恐怖を経験した生き証人として、この10年のICANの功績に非常に大きく寄与している。
登壇プログラム : オープニング
ジェームズ・バグワン
太平洋教会協議会
ジェームズ・バグワン
太平洋教会協議会
太平洋教会協議会 総書記
フィジーのメソジスト教会の叙任牧師。2018年に総会で任命され、太平洋教会協議会内の繋がりを復活させる。新しいパートナーを集め、組織の認知度を高めるとともに、5年間の戦略的計画を導入するなど、積極的に活動。パシフィック・ティオロジカル大学で神学の学士号、韓国で神学の修士号を取得。

*事情により当日欠席
登壇プログラム : パネル討論 Ⅱ, クロージング
ジャールカンド反放射能同盟
インド
1.2.
ジャールカンド反放射能同盟
インド
パート1 パート2
インドのジャールカンド州ジャドゥゴダを拠点に活動する団体。何十年にもわたってウラン採掘に反対し、ウラン採掘がもたらす健康や環境への影響への理解を高め、放射線被害を受けた方のために正義を求めてきた。2005年に「核のない未来賞」を受賞。
登壇プログラム : 証言 Ⅰ
ジョーン・モーニングスター
ミシサガ・ファースト・ネーション、カナダ
ジョーン・モーニングスター
ミシサガ・ファースト・ネーション、カナダ
カナダ・オンタリオ州のミシサガ・ファースト・ネーションの一員。薬物とアルコール乱用のカウンセラーを21年務め、その後ブラインド・リバーの高校でミシサガ・ファースト・ネーションのトラディショナル・スチューデント・メンターとして勤務。2018年2月にがんと診断され退職。歩行、発声、微細・総体的な運動能力を取り戻し、多くの趣味や野外活動を楽しみたいと考えている。理学療法士と共にリハビリを行い、専門家が見守るなか、トレーニングを毎日行なっている。ブラインドリバーのウラン精製所・焼却炉の運転停止を求めるキャンペーンも行っている。
登壇プログラム : 証言 Ⅰ
ジル・カルポニエ
赤十字国際委員会
ジル・カルポニエ
赤十字国際委員会
2018年より赤十字国際委員会副総裁を務める。
ヌーシャテル大学で経済学の博士号を取得し、30年間に渡り開発経済学、人道支援活動、国際貿易の3つの分野で活躍。
2007年から国際・開発研究大学院の開発経済学の教授を務め、同大学のCenter for Education and Research in Humanitarian Action(人道支援活動の教育・研究センター)の研究ディレクター兼所長も務める。専門分野は、国際協力、武力紛争の経済動学、天然資源と開発の関連性など。赤十字国際委員会にて1989年から1991年はエチオピアとイラクの現地代表団の代表、スリランカとエルサルバドルでは代表、1999年から2006年にかけて本部で経済顧問を務めた。2007年から2012年まで国境なき医師団スイスの理事を務めた。1992年から1996年までは、スイスの経済省経済事務局の国際貿易交渉(GATT/WTO)と開発協力プログラムを担当。
登壇プログラム : オープニング
スー・コールマン・ハセルダイン
オーストラリア非核連合
スー・コールマン・ハセルダイン
オーストラリア非核連合
核実験被害者、環境活動家
南オーストラリア西海岸の先住民コカタ族の女性。母親であり、祖母であり、曾祖母であり、姉であり、叔母であり、その全て。1950年代マラリンガで核実験が行われていた時代にこの土地に生まれ育ち、これまでずっと故郷の土地と人々のために献身してきた。収入を管理したり、グレートオーストラリア湾で石油やガスを採掘することで、核兵器や放射能廃棄物、民族の聖なる土地で有害鉱物を採掘することや人権が侵害されることに反対している。
登壇プログラム : 証言 Ⅰ
太平洋核被災支援センター
日本・高知県
太平洋核被災支援センター
日本・高知県
太平洋核被災支援センターは、1985年に結成された高知県ビキニ水爆実験被災調査団から発展し、2012年にビキニ核実験被災船員の健康状態追跡調査と救済を求めて結成されました。2014年に国の公文書を開示させ「ビキニ事件はまだ終わっていない」ことを告発し、被災証言の記録に取り組んでいます。
登壇プログラム : 証言 Ⅱ
ディミティ・ホーキンス
ICANオーストラリア
ディミティ・ホーキンス
ICANオーストラリア
オーストラリアの活動家、研究者であり、核兵器のない世界を提唱。30年以上にわたる研究と活動は、核実験の歴史、核の正義、核の連鎖問題、そして核兵器廃絶の必要性を中心としている。核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の共同創設者であり、現在はオーストラリアにあるスウィンバーン大学の博士課程に在籍中。「核不拡散・核軍縮の提唱者として国際社会に多大な貢献をした」として、2019年にオーストラリア勲章(AM)を授与。
登壇プログラム : 証言 Ⅰ, クロージング
ティルマン・ラフ
核戦争防止国際医師会議(IPPNW)・ICANオーストラリア
ティルマン・ラフ
核戦争防止国際医師会議(IPPNW)・ICANオーストラリア
核戦争防止国際医師会議(IPPNW)の共同会長。国際及びオーストラリア核兵器国際キャンペーン(ICAN)の設立議長を務める。両団体ともノーベル平和賞を受賞。感染症と公衆衛生の専門家であるラフ医師は、メルボルン大学人口・グローバルヘルス学部の名誉主席研究員。IPPNWのオーストラリア支部であるオーストラリア核戦争防止医師協会で1982年より活動しており、過去には会長も務めた。2012年オーストラリア勲章。
登壇プログラム : パネル討論 Ⅰ
デズモンド・ドゥラトラム
REACH-MI / マーシャル諸島短期大学
デズモンド・ドゥラトラム
REACH-MI / マーシャル諸島短期大学
サウスウェスタン・アドベンティスト大学(SWAU)で法科大学院進学対策を中心とした社会科学の学士号を取得。卒業後は、大統領府のOffice of Environmental Planning & Policy Coordination(環境計画・政策調整局)(現在のRMI気候変動局)に勤務。その後、マーシャル諸島高校で勤務し、さらにサンフランシスコ大学でアジア太平洋研究の修士号を取得。現在、南太平洋大学で太平洋研究の博士号を取得中。ウィスコンシン大学マディソン校でオンライン教育のプロ認証を取得。現在は、マーシャル諸島大学教養学部の社会科学講師として、「ミクロネシアの現代社会問題」、「太平洋研究の課題」、「社会学」を教えている。
マーシャル諸島(RMI)の公立学校の全国理事も務める。また、環境問題を扱うJo-JiKuM(Jodrikdrik in Jipan ene eo Ekutok Maroro)(よりグリーンなRMIのためのユース)と、核問題を扱うREACH-MI(Radiation Exposure Awareness Crusaders for Humanity-Marshall Islands(人類・マーシャル諸島のための放射線被害の認知度を高める隊員団))という2つの非政府組織を共同設立。
登壇プログラム : パネル討論 Ⅱ
ナタリア・ミロノワ
チェリャビンスク核安全運動
ナタリア・ミロノワ
チェリャビンスク核安全運動
ロシアの反核活動家、政治家、科学者でありチェリャビンスク核安全運動の創設者。5年間のロシア政府との交渉を描いた「Dialogues on Nuclear Policy(核政策に関する対話)」の監督及び脚本家。核軍需施設の影に隠されている被曝者の社会的保護のために民意から圧力をかけていくよう尽力した。
登壇プログラム : パネル討論 Ⅰ
パム・キングフィッシャー
核の真実プロジェクト
パム・キングフィッシャー
核の真実プロジェクト
米国ネイティブアメリカン、チェロキー出身の女性でバード氏族として生まれる。現在は米国オクラホマ州の北東にある祖母が所有していた土地で、有機栽培と養蜂、NGOとのコンサルテーションを行いながら暮らす。彼女の父親は、原子爆弾のビルが存在する地域で生まれ育ち、1943年にハンフォード(ワシントン州にあるマンハッタンプルトニウム製造施設)で仕事を始める。彼女の兄弟は30年に渡りハンフォードで原子炉の管理を行っていた。
その後彼女が広げたコミュニティが、汚染を撒き散らし、世界の23%のウラン燃料を供給していたオクラホマ州ゴアにあるカーマギー社のウラン燃料加工工場「セコーヤ燃料工場」の稼働停止の一助となった。
登壇プログラム : パネル討論 Ⅰ
ベアトリス・フィン
核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)
ベアトリス・フィン
核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)
2017年にノーベル平和賞を受賞し、核兵器の禁止と廃絶を目指すキャンペーン連合「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」の事務局長。オスロにてICANの代表としてノーベル平和賞を受け取り、受賞式典でICANを代表してスピーチを行なった。 2013年からキャンペーンをリードし、核兵器禁止条約の交渉期間中、市民社会への働きかけに努めてきた。ICANの政治的戦略や資金調達(ファンドレイジング)活動を企画・実行。メディアや政府、国連、国際機関などの主要ステークホルダーに対してICANを代表して発言している。ICAN、女性国際平和自由連盟(WILPF)、ジュネーブ安全保障政策研究所(GCSP)での活動を通じて、軍縮外交と市民社会への働きかけ分野で10年以上の経験を持つ。兵器法、人道法、外交や多国間機関への市民社会の関与、軍縮活動におけるジェンダーの視点などについて幅広く執筆。スウェーデン生まれ。ストックホルム大学で国際関係学の学士号、ロンドン大学で国際法の修士号を取得。
登壇プログラム : クロージング
MISA4thePacific
マーシャル諸島共和国
MISA4thePacific
マーシャル諸島共和国
マーシャル諸島共和国(RMI)の学生たちが主導となりスバで活動している団体。地域の若者や学生のエンパワメントをサポートし、太平洋地域での植民地化による不平等の是正を訴えている。核の不平等にも活発に取り組むほか、気候変動などのテーマでも活動している。
登壇プログラム : 証言 Ⅱ
メアリー・ディクソン
劇作家、風下住民
メアリー・ディクソン
劇作家、風下住民
賞受賞歴のある作家・劇作家。甲状腺がんを克服した米国ユタ州ソルトレイクシティ出身の風下住民。核実験被害者の擁護活動家として国際的に知られている。米国や日本の会議、シンポジウム、フォーラムなどで、核兵器の人的被害について広く執筆、講演を行っている。自身の体験や歴史的記録を融合した演劇「Exposed(暴露)」は米国全土の大学や会場で上演され、高い評価を受けた。生涯にわたる核実験被害者の擁護活動が評価され、Alliance for Nuclear Accountabilityから表彰を受賞。
登壇プログラム : 証言 Ⅰ
ヤングソルワラ太平洋
ヤングソルワラ太平洋
ヤングソルワラとは、太平洋地域の活動家で構成されている地域運動。太平洋の島々やそこに暮らす人々が直面する問題について、共に取り組んでいる。Youngsolwaraの活動は、2014年に開催された地域集会「Wansolwara Madang Dance」から誕生。Madang Danceとは、医師、学者、ミュージシャン、ブロガー、アーティスト、大学生、コミュニティ・ワーカー、ソーシャル・ワーカー、アクティビスト、若者、教会の思想家などが参加した集会。
登壇プログラム : パネル討論 Ⅰ, クロージング
湯浅正恵
広島市立大学
湯浅正恵
広島市立大学
広島生まれ、広島育ちの社会学者。イギリスシェフィールド大学にて博士号を取得。現在、広島市立大学国際学部で教鞭を執る。広島の「黒い雨」訴訟では、支援メンバーとして取り組み、法廷への意見書も作成した。
登壇プログラム : 証言 Ⅰ
レナ・ノーマン
アソシエーション193、マオヒヌイ
レナ・ノーマン
アソシエーション193、マオヒヌイ
ポリネシア、ブルターニュ、日本のルーツを持つフランス領ポリネシアのパペーテ生まれ。公法学の修士号を持つ。フランス領ポリネシアの上級公務員として、女性の条件や家族のための任務などを11年間(2007年から2018年)政府メンバーの協力者として務めた。2014年のアソシエーション193の設立時から、初代副会長として、また2018年に創設されたアソシエーション193の女性委員会の会長として活動している。
登壇プログラム : パネル討論 Ⅰ
ロレイン・レクマンス
サーペント・リバー・ファースト・ネーション、カナダ
ロレイン・レクマンス
サーペント・リバー・ファースト・ネーション、カナダ
アニシナアベ族とフランス人のルーツを持つサーペント・リバー・ファースト・ネーションの一員。
2008年から12年間、カナダ緑の党のIndigenous Affairs Critic (先住民族関係担当委員)を務め、現在は同党のFederal Council-President (連邦評議会議長)を務めている。メディアや非政府組織での活動を通じて、環境問題や社会正義に取り組んでいる。ジャーナリズム経験と数十年にわたる非営利分野での活動による政策立案、政府、産業、広報、先住民族コミュニティなど幅広い経験を持つ。National Aboriginal Forestry Association(国立先住民族森林管理協会)の元エグゼクティブ・ディレクター。カナダ森林管理協議会の理事を務め、International Institute of Concern for Public Health(国際公衆衛生研究所)から環境衛生分野における優れた活動に対してロザリー・バーテル賞を受賞。
登壇プログラム : パネル討論 Ⅰ
渡辺里香
ピースボート
渡辺里香
ピースボート
2004年に「武力紛争予防のためのグローバル・パートナーシップ(GPPAC)」東北アジア地域プロセスの立ち上げ、2008年には「9条世界会議」の企画運営の中心を担ってきた。また、同年に始まった「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」(通称:おりづるプロジェクト)では、広島・長崎の被爆者の方々と共に証言会や政府高官との面会等をコーディネートし、通訳も担ってきた。 2019年からは、広島県とICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)共催の「核兵器と安全保障を学ぶ広島-ICANアカデミー」を、ICAN国際運営団体・ピースボートの中心スタッフとして運営している。
登壇プログラム : オープニング

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後援

賛同団体

  • アーティクル36
  • ICANアオテアロア・ニュージーランド
  • ICANオーストラリア
  • アボメ・カラヴィ大学
  • NPO法人ANT-Hiroshima
  • 環境と社会発展のための活動
  • 公益財団法人第五福竜丸平和協会
  • 多世代間トラウマ国際センター
  • ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン
  • ピース・スコーレGlobal Network
  • ひろがれ!ピース・ミュージアムいたばし
  • NPO法人ヒロシマ宗教協力平和センター(HRCP)
  • マインズ・アクション・カナダ
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